お付き合いしていた男性が既婚者だった場合、男性のパートナーから慰謝料を請求されないか不安です。
結論から言うと条件次第では慰謝料を払う必要はありません。
しかしリスクが高い交際は控えるのが賢明です。
そこで今回は相手が既婚者だと分かった後の対処法や、慰謝料リスクを回避するポイントについて解説します。
彼氏が既婚者だと判明したらスグに別れるべき3つの理由
付き合っていた男性に奥さんがいると分かったら即座に関係を切りましょう。
関係を続けると法的なリスクや社会的責任を負わされることがあります。
逆に迅速に行動して男性の責任を追及するとメリットを受けられるケースもあります。
素早く相手を見限った場合のメリットについて見ていきましょう。
慰謝料を請求できる
付き合っていた男性が既婚者なのに、それを黙って別の女性と交際していた場合、貞操権侵害が成立する可能性あるため慰謝料を請求できます。
本来、結婚を視野に入れたお付き合いはお互いに独身であることを前提とします。
もし相手が密かに結婚してたら不誠実です。
法律的にも既婚者が他の異性と肉体関係を持つことを認めていません。
そういった行為は不貞行為に該当します。
もし、交際していた男性が既婚者であることを黙っていたなら不貞行為に当てはまる可能性は高いでしょう。
騙されたことで受けた精神的苦痛を慰謝料で補償してもらいましょう。
相手のパートナーから不貞行為で訴えられるのを未然に防げる
妻帯者であることを隠していた男性に慰謝料を請求することは、自分は男性に騙された被害者であって、不貞行為の当事者ではないことを証明するのに有効です。
男性が自分を騙していたことを法の場で証明できれば、その後に男性の奥さんから慰謝料を請求されても不貞行為が成立しませんからリスクはありません。
迅速に身の潔白を証明しましょう。
職場で処分を受けるのを回避できる
不倫は社会規範に反する行為なため、会社によっては職場の同僚と不倫をしていたことを理由に懲戒処分などの重い処置を受ける可能性もあるでしょう。
奥さんがいると分かった時点で慰謝料請求をして、相手が妻帯者だと知らなかったとことを認めてもらえば会社での立場を失わずに済みます。
リスクを省みず奥さんのいる男性と付き合うとどうなるのか?
本来なら妻帯者と分かった時点で別れるのが賢い判断です。
しかし、なかにはリスクを犯してでも関係を続けたいと思う方もいるでしょう。
関係を継続させた場合のデメリットを紹介するので、よく考えてから決断してください。
男性のパートナーに慰謝料を請求されたら支払い義務が発生する
妻帯者だと気づいた時点で関係を切っていれば不貞行為に該当しないため、男性のパートナーから慰謝料を請求されても対抗できます。
しかし、妻帯者と知ってもなお関係を続け、男性も知られていることを認識していた場合は慰謝料を支払う義務が発生します。
配偶者がいるのを知ったうえで肉体関係を持った場合、不貞行為が成立するため免れることはできないでしょう。
社会的責任を負う加害者として扱われる
相手に騙されていたと主張できるうちは被害者として周囲から同情される立場でいられますが、不貞行為が成立した後は不倫相手の女性として社会的責任を負う立場に変わります。
男性に遊ばれた可哀想な女性から、男性と共に配偶者を傷つけた加害者として会社や親族から非難されるでしょう。
これまで友好的にしてくれた身近な人が距離を置くようになる可能性もあります。
以前と同じ暮らしができなくなるケースも考えられます。
男性に責任を負わせるためにすべきこと
不倫していた男性に妻帯者がいると分かった場合、適切に行動しないと自分も不貞行為の責任を負わされる可能性があります。
高額な慰謝料を請求されないために、いかに男性の行為に問題があったか第三者から見ても明確に分かるようにする必要があります。
不貞行為の責任を負わないためには男性が騙していたことを証明できるようにしましょう。
男性に独身かどうか聞いて独身であると断言させて、それをスマホなどで録音します。
動かぬ証拠があれば慰謝料などの社会的責任を負う必要はありません。
また、相手が妻帯者であると分かった時点ですぐ別れることも重要です。
男性の配偶者に不倫がバレて慰謝料を請求されても、すでにだいぶ前から関係が切れていれば責任を追及することは難しいです。
配偶者の気持ち的にも積極的になれないでしょう。
繰り返しになりますが不倫の後始末はスピードが勝負です。
不倫相手に配偶者がいると分かった場合の対処法まとめ
付き合っている男性に配偶者がいると分かったらスグに別れるのが鉄則です。
対応が遅れると男性のパートナーから慰謝料を請求されたり、不貞行為が立証されて職場などで社会的責任を負わされる可能性があり危険です。
妻帯者との不倫は基本的にデメリットが多いです。
無用なリスクを負わないためにも迅速に関係を解消しましょう。